シーズン3戦を終えてのドライバーズポイントは

アロンソ:22 ライコネン:22 ハミルトン:22 マッサ:17

であり、事実上この4名で今季タイトル争いは繰り広げられるだろう。

昨年までのフェラーリはミハエルナンバーワン体制をとっていたが、今季からはマッサとライコネンにイコール体制をとらせるといっている。マクラーレンはずっとチームオーダーを否定しているのでアロンソとハミルトンのどちらかを選ぶということはしないだろう。となると今後数戦はこの4人の中での熾烈な優勝争いが毎回観られるはずである。シーズン前半はそれで良いかもしれないが、グランプリが進んでタイトル争いが佳境になれば、どちらかがチームメイトをサポートしなければならない。ハミルトンはルーキーなのでサポート役もやむなしともいえないが、他の3人にその役回りが出来るだろうか。アロンソがルノーでフィジケラをフォローするようなレースがあっただろうか。ライコネンがモントーヤと仲が良かったという話も聞かない。ミハエルの最後のパートナー役を務めたマッサは今年こそ、と思っているだろう、

シーズン中盤に入ったとき、誰と誰がトップを争っているかによって、その後の展開もまた大きく変わってくるはずだ。



07トップ4


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第3戦バーレーンGPで優勝したフェリペ・マッサ(フェラーリ)、そして2位に入ったルイス・ハミルトン(マクラーレン)。この両名が今季のタイトル争いに名乗りを上げた。
彼らの戦いぶりを見て、元世界チャンピオンのニキ・ラウダは、ふたりともチームの確固たるエースを差し置いて、見事なレースを見せたと語っている。
そこで気になるのがドライバー選手権の行方だ。チームとしては、どちらかひとりのドライバーに力を注ぐほうが明らかに敵を倒しやすい。
絶対的No.1ミハエル・シューマッハに代わってフェラーリにやってきたキミ・ライコネンをチームメイトに持つマッサ。果たしてバーレーンの勝利で、チームからタイトル取りを任されるだろうか。マッサの答えはノーだ。
「シーズン終了ギリギリになるまで、そういった決断は下されないだろう。思うに、チームは引き続き、ぼくらドライバーと共同戦線を張って、マクラーレンの前にマシンを並べるよう努めるべきだね」
F1史上初めてデビュー3戦から表彰台フィニッシュを遂げたハミルトンのメッセージは、よりクリアだ。
レース終了後、世界チャンピオンのフェルナンド・アロンソを相手にタイトル獲得のチャンスはあるかと問われた彼は、こう答えている。「ああ、当たり前だろ。ないほうがおかしいよ。だって同じマシンに乗って、彼に匹敵する走りをしてるんだよ。だいぶ慣れてきたし、これから優勝の可能性だって出てくるさ」
バーレーンでは明らかにアロンソより速かったハミルトンだが、マクラーレンCEOのマーティン・ウィットマーシュも、彼と同意見だ。
「(ハミルトンは)タイトルの有力候補だと思うね。彼としては、さらにいい走りをして、勝ちを狙いたいだろう。今シーズン中の優勝に疑問を持つ人なんて、いないんじゃないかな」