ルノーの低迷をよそに、BMWは今季すさまじい活躍をみせている。ハイドフェルドの3戦連続4位、しかもバーレーンでのアロンソをオーバーテイクしての4位は相当に高い評価を得たはずだ。トラブルでなかなか思うような結果を見せられなかったクビサもようやく6位入賞し、チームの士気は当然のように高まっている。ザウバー時代はシーズンを通してのマシン開発ができずに中盤から徐々に後退していく傾向が多かったが、BMWとなってからはその心配もどうやらないようだ。今季はルノーとホンダが著しく沈み、レッドブル、ウイリアム、トヨタが中団チームを形成しているが、BMWはそれらのチームを明らかに上回る結果をここまで残している。フェラーリとマクラーレンにはまだ及ばないが、もしかしたら表彰台の一角を奪える可能性が高いのは、ここBMWかもしれない。



好調BMW


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2007年のF1世界選手権はすでに3戦を終えているが、現在BMWザウバーF1チームは5月中旬に行われる次戦、スペインGPに向けて着々と準備を進めている段階だ。
BMWザウバーは今シーズンを着実にスタート、3戦でニック・ハイドフェルドは15ポイント、ロバート・クビサは3ポイントをマークし、コンストラクターズチャンピオンシップでもルノーやトヨタを抑えて3位の座を堅固なものにしている。
BMWザウバーの2007年型マシン、F1.07はさらに発展的な開発が加えられる予定だ。
テクニカルディレクターのウィリー・ランプは、「もちろん、これまで以上にマシンを速くさせようと努力しているよ。今度行われるバルセロナテストでは、同地で行われるスペインGPに向けたテストを行うんだ」
「1周あたりコンマ数秒さらに速くするために、いくつかの新しいパーツを試す予定だ。できることをすべて行えば、われわれは満足することができると信じているよ」