トルコGPはマッサーライコネンのフェラーリ1-2という結果に終わった。グリップの低い偶数列だったハミルトンをスタートでライコネンが抜いた後は、ピットストップも各スティントも何の問題もなく、今シーズンよくみかけるポールトゥウイン、加えてライコネン2位ゴールというフェラーリにとっては満足のいくレースとなった。おまけにレース終盤のハミルトンのタイヤバーストによる順位降格は、フェラーリにとっては更においしい結果となった。これでチャンピオンシップはトップのハミルトンに対してマッサが15ポイント、ライコネンが16ポイント差となった。残り5戦ということを考えればこの差は決して小さくはないし、追いつくのは現実的にはかなり難しい。狙うとすればコンストラクターズタイトルの方だろうが、ここまで全戦完走を果たしているマクラーレンに対し、今シーズンはやや信頼性に不安感があるフェラーリがどこまで追いつけるかは、あやういところである。唯一の期待はマクラーレンのお家騒動くらいだろうか。
次戦はフェラーリの母国モンツァ。ここでもフェラーリは1-2が絶対必至である。



トルコGP